サンディカリズムとは
サンディカリズムとは、20世紀の初めにフランスに生れた変革の思想。 syndicatとはフランス語で組合を意味する。でも、サンディカリズムは単なる労働組合主義ではなく、労働組合がゼネストによって社会革命を行うことを主張するもので、理論的には P.プルードンの無政府主義とマルクスの階級闘争理論との影響を受けている。なおニーチェ哲学の影響を指摘する者もある。サンディカリズムはむしろ理論そのものを排撃するところに特徴がある。それは実践の哲学であって G.ソレルの『暴力論』は、このことを説いている。サンディカリズムは特にイタリア、スペインなどのラテン系諸国に普及しましたが (→アナルコ・サンディカリズム ) ,英国や米帝にも少数ではあるが追随者を見出した。しかしその運動はどこでも成功しませんでした。
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